「写経」シリーズ

1一難宝郎・丈部浜足 中阿含経 (品切)

奈良時代中期の写経として最高の傑作。天平宝字三年(759)に当時の名手達によって書写されたいわゆる善光経の一部である。大聖武の余風をうけ、しかも洗練された厳しい線で刻み込むように書かれている一難宝郎の書。また一種の重厚味を有しながら温健正統な丈部浜足の書、極盛期の天平経の真髄がここにある。 ・価格:3,143円+税 ・ISBN978-4-7864-0125-1

2般若波羅密多心経(八種) 

本書は、天平勝宝七年の書写と推定される心経や、義浄訳出のもので、終りに三行の効能文を有しているものなど、奈良時代の心経の各体と空海の書と伝える四体心経と鼠跡心経をも加え、心経書写の大観をなさしめている。 ・価格:3,800円+税 ・ISBN978-4-7864-0126-8

3妙法蓮華経 法師功徳品(装飾経) (品切)

平安時代の和様の行書として典型的な名筆である。そのなごやかな姿のよさと、しかも鮮やかな線の切れ味とは藤原写経中の屈指の逸品として尊重されている。装飾経で書としても優れているものは至って少ないから、本書は和様愛好者の絶賛をうけるであろう。 ・価格:3,200円+税 ・ISBN978-4-7864-0127-5

4石川卿 仏教弥勒成仏経(全文)(品切)

奈良時代は日本の写経史上、最高の良き時代であった。その初期の書風は、発達円熟に向う直前のうちに激しい生命力をためたもっとも緊張した線と形とを有している。この天平二年書写の仏説教弥勒成仏経は、その代表作の1つである。字形も小粒で、質実な体格である。 ・価格:3,107円+税 ・ISBN978-4-7864-0128-2

5光明皇后発願一切経 仏名経 (品切)

奈良時代の花の盛りといえる天平十一年には、光明皇后発願の一切経(五月一日経)が着手された。一切経といえば五千余巻にわたる大事業である。本書は天平盛期という時代のもつ派手な表現が写経の技法に加わって、いちだんど輝かしいものになっている。 ・価格:3,200円+税 ・ISBN978-4-7864-0129-9

6伝朝野魚養筆 薬師寺大般若経 (品切)

本朝能書の第一にあげられている朝野魚養の筆と伝えられているが確証はない。書風はこの一具の数人によって書かれているが、さすがに魚養などの名がついているだけに優れた書風である。本書は奈良後期の特徴を有しながら、格調の高いものがあり当時の代表的名経ということが出来よう。 ・価格:3,107円+税 ・ISBN978-4-7864-0130-5

7藤原夫人発願一切経 太子刷護経 (品切)

奈良時代の写経は史上最高の花盛りであった。藤原夫人とは左大臣房前の女である。天平十一年亡父の三周忌にあたって追善のために行った写経である。安定感のある扁平な体で、筆力は緊張している。いわゆる隋と唐との様式を合体した日本写経の名作である。 ・価格:3,200円+税 ・ISBN978-4-7864-0131-2

8紺紙金銀泥無量義経(品切)

和様とは、日本式書風のことである。本書は、和様の写経として気品に秀いでたもので、紺紙に金銀交書というさんぜんと輝いた華麗な作品である。「無量義経十功徳品」とあるのが銀泥で、以下金銀交書になっている。 ・価格:3,200円+税 ・ISBN978-4-7864-0132-9

9大字妙法蓮華経法師品 第十 (品切)

本書は賢愚経様式である。賢愚経は請来経と認められるが、本書の線質はそれより柔軟で重苦しくない。そこに日本的特性を見出すことが出来る。写経の手習の書としては、本書ほど条件を備えた名筆はないといっても過言でない。 ・価格:3,200円+税 ・ISBN978-4-7864-0133-6

10紫紙金字華厳経 巻六十四 (品切)

紫紙金字経は金光明最勝王経(国分寺経)が多く残り、華厳経は至って少ない。もとは東大寺蔵経のものと思われ、その書は天平初期の厳しさがあり、気品が高い。国分寺経は天平十二年頃のものだが本書もその頃のもので、燦然たる奈良文化を表象する名筆である。 ・価格:3,200円+税 ・ISBN978-4-7864-0134-3

11伝聖武天皇 賢愚経 大和切 (品切)

聖武天皇の筆と伝えられる古写経中の帝王的名品である。鋭く重厚な線質、堂々たる体格はあたりをはらっている。古写経を学ぶものにとって、第一に注目しなければならない名品といえよう。本書は奈良東大寺蔵の一巻を、前半を撮影し巻尾の題字を加えて一巻としたものである。この書風は奈良時代後期の写経に、大きな影響を与え、大字妙法蓮華経の二種類、天平宝字年間の一難宝郎、高赤麿等、類風が多く続いた。 ・価格:4,900円+税 ・ISBN978-4-7864-0135-0

12大字 普門品(観世音菩薩普門品)

法華経巻八の巻頭、観世音菩薩普門品は、俗に観音経と呼ばれ、般若心経とともに、多くの人々に親しまれている。この経の名品といえば、奈良時代に書写された高野山龍光院蔵の国宝妙法蓮華経八巻にあるものが有名である。今回、この経を同所から収載したことは古写経流行の折から、極めて時宜を得た出版と考える。 ・価格:4,500円+税 ・ISBN978-4-7864-0136-7

13観世音菩薩普門品

観音経(観世音菩薩普門品)は、最も人口に膾炙されている。男性的な奈良時代の高野山龍光院蔵の観音経に対し、平安朝の本書はいかにも繊細、優美である。そこには藤原的な公卿文化が強調されていることが特色である。法華経は平安時代女人信仰として流行したものであるが、その観音経の名品を世に送れたことは、まことに喜びとすることである。 ・価格:3,800円+税 ・ISBN978-4-7864-0137-4

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